PREDATOR SIDE:捕食側。居酒屋のホールを駆け回り、それが終わると親不孝通りで酒を飲み散らかし路上(けやき裏)で寝る。その中で根っこを太らせ着実に張り巡らせてきた日々の中で直面する山や谷、ワビにサビ、飴と鞭etc…をバイト先の居酒屋での一日に当てはめ受け入れるべきこと、中指を立てるべきことを感じたままに形にしたPAY CHANNEL10枚連続リリース第4弾目となる11曲入りDIOUF渾身の1st ALBAM。1発目の「これぞDIOUF」というアカペラから始まり「仕込み」のLAF、「開店」のAKAILO DA NUDE WOKERとPRIDE MONSTER FAMILIAから二人のビートメーカーがキラーチューン引っ提げ参戦。4曲目では共にラップを始めた1987年生まれのマイメンのみで作り上げた「フルコース」、怪しく光るAKINORI BEATSに昭和を臭わせるメロディが噛み合った「つまみ食い」飯についてのみの渾身の24小節「賄い」、初期衝動を奮い立たせる鬼DIS SHIT「片付け」と、どれもDIOUFフレイバーがムンムンの本音SHITが続く。8曲目の「皿洗い」は今作のメイン曲でもあり、盟友DRAWORKSの哀愁漂うギターの音色が染みる、らしさの出たトラックに理不尽を嘲笑うかのようなVERSEと願いというより衝動を歌ったHOOKが胸に突き刺さる1曲。9曲目はfeatにHYDRAでの衝撃が記憶に新しいYUDA AID。TRACK by DJ GQで最高に気持ち良いBIG VACATION SHITとなっている。10曲目はDIOUF主催のイベントCURRY RICEのレギュラーMC、AKILLA、色、ら不とDIOUFの4人でのマイクリレーが圧巻の「カレーライス」。ブチ上げTRACKの担当はDARAHA BEATSオーナーのDJ HARADAとDJ ARUJIによるユニットBEAT KEEP BROTHERS。最後の「閉店」を聞き終えると無情と活力が入り交じる不思議な感覚に陥るだろう、ざまあみろ。by DIOUF